~工事前の事前診断~
長年使われてきた建物ですのでその土地の地盤の状態から基礎のゆがみ及び柱の傾きなどが特に大事な部分となります。古い建物でも柱の傾きレベルが悪くない住宅もあります。それは基礎よりも下の地盤に影響します。

建物を建てた初期段階に地盤の絞まり等の沈下が生じそれから沈下が止まった状態にあれば、基礎などに亀裂が生じていようとも、その年月を経ている建物ですので基礎自体簡易的に修復する方向と判断します。

但し、昔のコンクリートはかなり劣化している状態である可能性もあります。その状況確認を行いその劣化度により方針を決めていく必要があります。また、土間下は湿気等の状態により床材が劣化しやすい状況にあるか判断が必要です。

 

1:基礎の確認…………亀裂の程度及び地盤沈下の状況・湿気等の確認・白蟻発生の確認

2:構造等の目視確認…白蟻の害の影響・柱等の腐食の確認

3:屋根の確認…………雨漏り等の形跡の有無

 

上記の確認作業を行い補修等で新築同等の耐久性の確保が予測される場合、お客様の要求に沿うプランの作成を行い改修方針を決定します。

 

 

                   「はじめに」